歯茎から血が出る(歯周病治療)
歯茎から血が出る、それはもしかしたら歯周病のサインかもしれません。歯周病は、かつて「Silent Disease(沈黙の病気)」と呼ばれていました。初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうことが多いのです。しかし、歯周病は単なる口の中の問題ではありません。歯周病菌が全身に回り、様々な病気の原因となることがわかっています。だからこそ、早期発見と適切な治療が大切なのです。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた丁寧な治療で、歯周病の進行を食い止め、健康な歯と体を取り戻すお手伝いをしています。歯をできるだけ残すことを第一に考え、患者さんの心と体のバランスを考慮した、納得いただける治療をご提供いたします。お気軽にご相談ください。
歯茎から血が出る原因
歯茎から血が出る原因は様々ですが、最も一般的なのは歯周病です。しかし、他にも以下のような原因が考えられます。
- 歯周病・歯肉炎・・歯垢(プラーク)や歯石が原因で、歯茎が炎症を起こし、出血しやすくなります。
- 歯磨きが強すぎる・・硬い歯ブラシでゴシゴシ磨いたり、歯ブラシの圧が強すぎると、歯茎を傷つけて出血することがあります。
- 歯ブラシが合っていない・・毛先が硬すぎる歯ブラシや、大きすぎる歯ブラシは、歯茎を傷つけやすいです。
- 合わない詰め物・被せ物・・詰め物や被せ物が歯茎に合っていないと、炎症を起こし、出血の原因になることがあります。
- 不適切なデンタルフロスや歯間ブラシの使用・・歯間ブラシやデンタルフロスを無理に挿入したり、正しく使用しないと、歯茎を傷つけて出血することがあります。
- 薬の副作用・・特定の薬(血液をサラサラにする薬など)の副作用で、出血しやすくなることがあります。
- 全身疾患・・糖尿病や白血病などの全身疾患が、歯茎の出血を引き起こすことがあります。
- 喫煙・・喫煙は歯茎の血行を悪くし、歯周病を悪化させる原因となります。
- ストレス・・ストレスは免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる可能性があります。
- ホルモンバランスの変化・・妊娠中はホルモンバランスが変化し、歯茎が出血しやすくなることがあります。
歯茎から血が出ることで引き起こされる病気
歯茎からの出血を放置すると、様々な病気を引き起こす可能性があります。
- 歯周病の悪化・・出血は歯周病の初期症状であることが多く、放置すると歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けて、最終的には歯が抜け落ちてしまうことがあります。
- 心臓病・・歯周病菌が血管に入り込み、動脈硬化を促進し、心筋梗塞や狭心症などの心臓病のリスクを高めることがわかっています。
- 糖尿病・・歯周病は糖尿病を悪化させるだけでなく、糖尿病を発症するリスクを高めることもわかっています。
- 呼吸器疾患・・歯周病菌が気管や肺に入り込み、肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患のリスクを高めることがあります。
- 低体重児出産・早産・・妊娠中に歯周病が悪化すると、早産や低体重児出産のリスクが高まることがわかっています。
- 脳卒中・・歯周病菌が血管に入り込み、脳梗塞などの脳卒中のリスクを高めることがあります。
- 関節リウマチ・・歯周病と関節リウマチの間には関連性があることがわかってきています。
歯茎の出血に対する処置や治療法
歯茎の出血に対する処置や治療法は、原因によって異なりますが、一般的なものとしては以下のようなものがあります。
歯周病治療
歯周病が原因の場合は、歯周病治療を行います。
- 歯石除去・・専用の器具を使って、歯に付着した歯石を除去します。
- ルートプレーニング・・歯の根の表面を滑らかにし、歯垢や歯石がつきにくくします。
- 抗菌薬投与・・必要に応じて、抗菌薬を服用したり、歯周ポケットに注入したりします。
- 外科治療・・歯周病が進行している場合は、歯周外科手術が必要になることがあります。
歯磨き指導
正しい歯磨きの方法を歯科衛生士が指導します。歯ブラシの選び方や、歯磨きの力加減、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方などを丁寧に説明します。
生活習慣の改善
喫煙やストレス、偏った食生活など、歯周病を悪化させる生活習慣を改善します。
その他の治療
詰め物や被せ物が合わない場合は、作り直すことがあります。また、全身疾患が原因の場合は、内科などと連携して治療を進めます。
歯周病についてのよくある質問
Q1. 歯周病は自然に治りますか?
A1. 歯周病は自然に治ることはありません。放置すると症状が悪化し、最終的には歯を失うことになります。早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
Q2. 歯周病は人にうつりますか?
A2. 歯周病菌は唾液を介して感染することがあります。特に、家族間や恋人間では感染しやすいと言われています。歯周病の予防には、家族みんなで口腔ケアを心がけることが大切です。
Q3. 歯周病の治療は痛いですか?
A3. 歯石除去やルートプレーニングなどの治療は、歯茎の状態によっては痛みを感じることがあります。痛みが心配な場合は、麻酔を使用することも可能ですので、遠慮なくご相談ください。
院長より
なかの歯科医院では、患者さんのお口の健康を守るために、できるだけ歯を抜かない治療を心がけています。歯周病治療においても、健康な歯をできる限り残すことを第一に考え、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療法をご提案いたします。どんな状態の歯でも、まずはご相談ください。私たちは、患者さんの不安な気持ちに寄り添い、丁寧な説明と痛みの少ない治療で、安心して治療を受けていただけるよう努めています。歯茎からの出血が気になる方は、お気軽にご来院ください。
